2017年3月末に閉鎖される七沢リハビリテーション病院脳血管センターの移譲先を、医療法人社団「葵会」(東京都千代田区・新谷幸義理事長)に決定したと今月2日、神奈川県が発表した。開会中の県議会定例会に不動産の処分議案が提出され、4月には同法人へ譲渡される予定だ。譲渡額は土地・建物を合わせて10億1000万円(税抜)。
同センターの移譲先については、昨年11月に「病床数は245、病床は回復期の病床とし、100床以上を脳血管疾患に関する病床とすること、外来診療を実施すること」「地域の患者を積極的に受け入れるとともに、地域の医療機関との連携を図ること」「少なくとも10年間にわたり現在の場所で病院運営を継続すること」などの譲渡条件を含む、募集要項が公表されていた。応募があったのは同法人のみだった。
今回移譲先に決まった「葵会」は、都内千代田区に本部を置く医療法人。常勤職員は4591人(16年4月1日現在)。全国に病院9、診療所7、介護老人保健施設40など計110の施設を運営している。
選定理由としては「県が提示した譲渡条件を満たす提案が示されている」「リハビリテーションに関して豊富なノウハウと人材を有している」「川崎市において病院の譲渡を受け発展させた実績がある」「医療介護ロボットHALの活用など特色ある独自提案もある」などが評価された。
決定を受け、同法人では「神奈川県の期待に応えるとともに、地域の医療環境の向上に貢献していきたい」と話した。
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