横山 実のGOLF LIFE Vol.16 【16】 傾斜からのショット〈その参 〉左足下がり
左足下がりからのショットは、右足側が左足より高いので左足重心のショットになります。(右打ちの場合)左足に多くの体重がかかりますから、膝の高さが変わらないこと、ショット時の目標方向へ膝が流れないように踏ん張る下半身の使い方が重要です。アドレス時の左膝の角度を内腿で踏ん張り維持することが重要です。
<ショットまでの手順>
【1】傾斜角に対し肩のラインを平行にする。
【2】前傾姿勢は通常と同じで左足重心にする。
【3】ボールの位置は通常よりやや右足寄り。
【4】傾斜に沿ってスイング
すぐ打つスイングはダフリやすいので、傾斜に沿ってスイングするようにしてください。急激なインサイドアウトの軌道はダフリます。比較的にアウトサイドインの軌道(ターゲットラインの外から体側に振り抜く軌道)の方は打ちやすい傾斜だとも言えます。傾斜角に対して肩のラインを平行にして立つことが重要です。また、左足に多くの重心がかかりますので左足の踏ん張りは必要です。クラブフェースは平坦なライよりも左足側が低いので下を向き、通常よりも飛距離が出ますからクラブ選択は1〜2番手小さくても良いでしょう。傾斜に対して肩のラインを平行にすることも重要です。左足一本で重心を支えながらのスイングですのでバランスが崩れないスイングがどれくらいなのかをショット前にその傾斜で素振りして、無理のない体の使い方ができる大きさのスイングでショットしましょう。また、フィニッシュが取れないくらいの急傾斜の場合、傾斜に沿ってスイングすると踏ん張れないので、インパクト後は一歩前に歩いて体重が右に残らないようにフィニッシュしても良いでしょう。
◇著者紹介◇ PGA日本プロゴルフ協会会員 ティーチングプロ 横山 実
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