バリスタ全国3位に タリーズ綾瀬タウンヒルズ店 田戸美奈子さん
タリーズコーヒー綾瀬タウンヒルズ店アルバイトの田戸美奈子さん(深谷在住・23歳)が、全国のタリーズコーヒーから選抜されたスタッフがコーヒー作りの知識や技術競う「バリスタコンテスト」で全国3位に入賞した。
「バリスタ」とはエスプレッソを作る職人で、日本では広義的にコーヒーを作る人をさす。タリーズコーヒーではスタッフのサービス向上に社員の部とアルバイトの部で「バリスタコンテスト」を開いている。全国約420店のスタッフがコンテスト出場をめざしているという。
コンテストは各店から1人選ばれ、地区大会を勝ち抜いた8人が全国大会に出場できる。筆記、実演、テイスティング(利きコーヒー)で審査され、幅広いコーヒーの知識や応対が要されるため、出場できる人も限られている。
5年8カ月同店に勤め、責任者の役割もこなす田戸さんは、昨年の全国大会を見て「自分も挑戦してみたい」と奮起。関連書籍を読んだり、10種以上の異なる豆のコーヒーを飲み比べたり、素早く美味しくコーヒーを淹れる方法を研究するなどトレーニングを重ねた。
8月下旬に行われた関東地区大会では初めてのコンテストに緊張感もあったが、ブロック1位、全8ブロック中6位以内に入り、全国の出場権を獲得した。
全国大会では上司の服部佑子店長のアドバイスが奏功し筆記テストは全国1位に。実演でも日頃から大切にしているアットホームな雰囲気と笑顔を意識し、5分間で3杯の適温・美品なカフェラテを提供し、豆選びの提案も知識を活かしニーズに合った回答ができた。
コンテストを終えて「以前より自信を持って仕事ができるようになりました」と田戸さん。服部店長も「約8000人の中で3位は素晴らしい結果。これからも頑張ってもらいたい」と話している。
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