食農教育などに取り組む「五感を育てるAyase食農キッズ」(綱島淳子代表)と絵手紙サークル「ゆめ絵手紙の会」(高橋和世代表)が、コラボし、手作りの絵手紙付きカレンダーを東日本大震災の被災者が暮らす宮城県気仙沼市の仮設住宅へ発送した。
このカレンダーは月日が印刷された紙に絵手紙を一枚ずつ貼り付けたもの。使用後は絵手紙をハガキとして使うこともできるようになっている。1カ月1枚ずつの仕様で、前月下旬にこちらから郵送または手渡しで手紙を添えて届ける。「一度でまとめて済ますのではなく、お互いが繋がり合うことを感じられるカレンダーにしたい」と綱島代表は話す。材料費や発送料などは協力金を募り、そこから補っている。
被災者の心の支援に、市内で不要美品のマグカップを集め、手作りのコースター・焼き菓子・飲み物を送り、ワンデーカフェを開くなどしている食農キッズ。活動を知ったゆめ絵手紙メンバーが声をかけ、この企画が決まった。第一弾で表紙と1月分のセットを20部が作り、交流のあるコーディネーターを通じ12月24日に気仙沼へ送った。食農キッズは別団体「わいわい・わくわく絵手紙」ともコラボし、クリスマスカード350枚とカフェのセットを贈るなどもしている。
ミシンを募集
綱島代表は被災地の人たちと連絡を取り合っており、その中で「使えるミシンがあれば」との声を聞き、現在、持ち運びできるミシンの寄付を募集している。「送料もかかるのでミシン本体と送料にも協力してくれる人がいれば」と話す。
問合せは綱島さん【携帯電話】090・1544・2202まで。