市内小園地区社会福祉協議会が3月11日に料理教室を開き、同地区住民55人が綾瀬のおやつ「城址まんじゅう」を作った=写真。
「城址まんじゅう」は同地区在住の栗原モトさんが子どもたちに昔ながらの綾瀬の味を伝えるため、作り広めているおやつ。教室は栗原さんが代表を務める「伝承料理の会」の協力で進められた。小麦やサツマイモなど、かつて市内でさかんに栽培されていた食材で作る「城址まんじゅう」。栗原さんは農村地域の生活技術伝承者が選ばれる、県の「ふるさとの生活指導士」にも認定されている。
教室には子どもからお年寄りまで幅広い世代の人が参加。仕上げに焼き印が押されると歓声が上がった。栗原さんは「若い人が喜んでくれて良かった。これからも綾瀬の味を広めていきたい」と話していた。