綾瀬版 掲載号:2018年2月9日号
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アイデア勝負で「竹炭」に挑戦 綾瀬市シルバー人材センター

社会

この日は峰勇さん、比留川信行さん、佐藤稔さんが担当
この日は峰勇さん、比留川信行さん、佐藤稔さんが担当
 綾瀬市シルバー人材センターが、新たな取り組みとして竹炭製作を行っている。佐藤稔さんを中心とした6人ほどの会員で活動しており、炭釜は廃材を利用し独自のものを作製。廃棄される竹の有効活用や、竹藪化する竹林の保全、センターの新たな活動創出など、様々な効果を生み出すことを目的にしている。

 竹炭作りは、「シルバー人材センターとしてコストをかけず、現状捨てられている資源を商品として生まれ変わらせることができないか」という発想で、4年前から始まった。方向を探る中、センターに寄せられる依頼で出る伐採した竹に注目した。

 現局長が、これを「脱臭効果を持つ竹炭に加工できないか」と提案。市販の釜は200〜300万円と高額なため、子どもの頃からもの作りを得意とする佐藤稔さんに白羽の矢が立ち炭窯作製に着手した。

 インターネットなどで基本的な作り方を調べ、ドラム缶やオイル缶、ブロックなどを使って釜を作り出した。煙突以外は全て廃材を利用し、製作コストを抑えている。その後は試行錯誤の繰り返し。焼きや蒸しの時間、方法、煙突の長さ、材料にする竹の種類や伐採時期など3年ほど挑戦と失敗を重ね、「シルバー方式」と名付けた釜と方法を確立。ここ1年でようやく上達してきた実感を得られるようになったという。

コストかけず質の向上目指す

 当初は個人の畑で行っていたが今は蟹ヶ谷公園の一部を市から借り、月に一回、3〜4人のメンバーで作業している。同園を使うことで、都度組み立てていた釜の常設も可能になった。

 釜内部の温度は最終的に600〜700度にも達するため、消防への届け出を行い水や消火器を用意するなど、安全にも細心の注意を払っている。

 製作した竹炭は要望のあった人に格安で譲ったり、イベント等で配布したりされている。「いい炭はいぶし銀色になるんですが、それには高温を出さなければならない。お金をかけない設備で、これにどれだけ近づけるか」と佐藤さんは意欲を見せる。

 今は竹炭作製の過程で生成される「竹酢」を上手く採取し活用する方法がないかなど、新たな展開にも着目している。

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