地域課題の掘り起しや地域福祉活性化の継続的な学習機会を設け、福祉のまちづくりを実践する人材を育成するため昨年10月に初めて開講した「あやせ地域づくりカレッジ」。この取り組み最大の特徴である他市の事例視察が3回にわたり行われた。
実地初回となった第2回開催には受講者とスタッフ22人が参加し、座間市で行われている「回想法カフェ」を見学。回想法プランニングの高島浩子代表から、「回想法による認知症の予防と効果」について学んだ。
その後、参加者らは3グループに分かれ弁当箱を使った回想法を実際に体験。これをきっかけに蘇った子どもの頃の思い出を、語り合った。
最後に東原さがみ野サロンの渡辺敏男代表から、サロンの必要性や運営上の問題点、中でもボランティアスタッフの維持や独居高齢者の継続参加対応など、具体的な内容が話された。
同カレッジはこのあと、大和市の子ども食堂やコミュニティカフェ、平塚市の横内町内福祉村の取り組みなどを、同様に現地に赴き体験。2月23日にはこれまでの講師を招き、研究発表と講評、修了式を行う。