地上4000mほどのポイントから陸上へ、時速200Kmの中で仲間と数種類の隊形を組むスカイダイビング。市内大上在住の更家和彦さんが来月、70歳と自身600本目のダブル記念ダイビングを行う。
今年10月21日に70歳の誕生日を迎える更家さんは、平成4年4月、仲間に誘われてスカイダイビングを始めた。パラシュートを背負い、体ひとつで大空を舞う爽快さにすぐに魅了された。以来19年、ケガのため飛べない期間もあったが、ついに600本目のダイブを迎える。「もうすぐ70歳の誕生日もあるから、記念の降下にしたい」と更家さんは話す。
スカイダイビングで最上級のDライセンスを所有し、現在は競技を楽しむ日々。慎重160cm、体重45kgの小柄な身体ながら、持ち前の運動神経で自在に空を舞う。弾丸のように猛スピードで落下したり、絶景の中をパラシュートでゆったり舞い降りたり、自分の好きなスタイルで空を感じている。平成17年に初参加した日本選手権では、4人が35秒間でいくつ隊形を組めるか競う「4WAY インターミディエイト(初中級)クラス」で優勝。その後も同大会ではこれまでに5回優勝している。
幼少から運動神経が良く、剣道4段、柔道初段、スポーツトレーナーの資格も所有し、ウインドサーフィン、テニス、ゴルフなどさまざまな趣味をもつ。昭和36年から平成7年まで、35年間海上自衛隊に在職。航空隊のパイロットや救難飛行隊として活躍した。空中の感覚や、緊急事態の対応などもお手の物で、パラシュートが開かなかった時も、予備傘で落下した。
スカイダイビング界では80歳を超えても現役で飛ぶ人もおり、「自分も体力が続けば80歳までやりたいと思っている」と、記念を前に更家さんは話していた。
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