綾瀬市寺尾中在住の絵手紙講師・橘川芳恵さんと教室の生徒らが42人が、東日本大震災から1年の3月11日に福島県大沼郡会津美里町の楢葉町避難仮設住宅で手作りの灯籠と蝋燭を灯し慰問した。楢葉町は東京電力福島第1原発事故の警戒区域に指定され、町民は会津美里町といわき市で避難生活を余儀なくされている。
橘川さんと生徒は灯籠42基とビンに絵を描いた蝋燭180個を製作。当日は演歌歌手の竹花陽子さんも同行して歌謡ショーを開き、とん汁の炊き出しやお菓子・文房具・おもちゃのプレゼントも行なった。
火が灯ると避難所住民はひとつひとつの言葉や絵を眺めて微笑んでいた。好みの作品はプレゼントし、今後絵手紙を送るために住所交換するメンバーもいた。橘川さんは慰問を終えて「喜んでもらえて良かった。何かあればまた力になりたい」と話していた。