落合南在住の渡辺栄さん(67)が管理するビニールハウスで先月21日、キュウリの収穫体験が行われ、同地区に住む親子や孫を連れた祖父母など15家族ほどが訪れた=写真=。
この取り組みは、渡辺さんの協力で落合地区の子ども会が毎年行っていた。しかし、少子化の波を受け子ども会は解散。最後の会長を務めた藤田智恵さんが、「このまま終わらせるのはもったいない」と、有志で渡辺さんに継続を願い出た。
申し出を受け、渡辺さんは快く承諾。「出荷が終わり残ったキュウリを取るのも一人だと一苦労。ツルの引き抜きも手伝ってもらえるのでとても助かる」と、地域と上手く共存しているようだ。
「ここのキュウリはとても美味しいの。周りにも評判なのよ」と、来場者の一人は話す。子どもたちも夢中になり、袋いっぱいのキュウリを収穫していた。