落合南の山田兼次さん(71)の畑で、「アトランティックジャイアント」が収穫の時期を迎えた。コンテストも行われているカボチャで国内で450kg、海外では700kg以上の物が確認されている巨大な品種だ。
植木農家である山田さんが栽培を始めたのは、7年前。このカボチャの存在を知り、「面白そう」という遊び心で種を取り寄せた。
以来、趣味で毎年育てているが連作に弱い、着花が難しい、皮が柔らかくちょっとした傷で腐るなど繊細で、目標の100kg超えにはなかなか届かないそう。大きくするには肥料を切らさず、1つの株に1つの実にするなど手間もかかる。
栽培したカボチャは知り合いや幼稚園に無償で提供しており、「みんな、おばけカボチャのプレゼントを楽しみにしてくれてる」と、山田さんは笑顔で話した。