市は1日に開会した市議会9月定例会に、「工事に関する細目協定の締結について(東名高速道路『(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ』新設事業の工事)」に関する議案を提出した。同議案が可決されると、IC新設に向け中日本高速道路(株)と工事契約を結ぶ手続きへ移行していく。
2017年度中の供用開始を目指す(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ(SIC)は、東名高速道路側は綾瀬バス停付近に、一般道側は市役所北の県道に接続を予定している。
施工は中日本高速道が担当し、県と市はそれぞれの管轄区分の工事に必要な費用を同社に支払う。事業に係る概算額は37億7990万円。議案では測量設計図を元に市・県・中日本高速道路の費用負担額がそれぞれ算出されている。
総事業費のうち東名本線からETCゲートまでの20億3100万円を中日本高速道路が、ゲートから県道接続部分までの1億8350万円を県が、周辺市道の再整備費として15億6540万円を市が負担する。市が負担する事業費については2015年度から2017年度の3ヵ年分として、補正予算と合わせ今議会で事前に審議される。
再整備にあたり、東名南側の市道は車道から歩行者・自転車専用道路に切り替えられる。また、北側道路は周辺の土地を活かすため車道のまま再整備されるが、一部行き止まりになるなどの変更があるという。両側とも、綾瀬バス停にはこれまで通り入ることができる。
「完成イメージに関しては、中日本高速道路で模型の制作を予定していると聞いている。それを借りることができれば市役所1階のホールでの展示や、イベントへの出展など様々な場面で周知が出来るのでは」と、市インター推進室では話している。今後は2015年度中に用地を更地にし、その後2年間で工事を完了して開通を目指す。
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