市が福祉会館跡地に建設を計画している(仮称)綾瀬市保健福祉センターの基本設計を、このほど発表した。設計では福祉会館機能に加え、市内で初となる「在宅療養相談室」や「基幹型地域包括支援センター」の設置をはじめ、少子高齢化に対応した福祉・介護・保健・医療の拠点として整備される。
施設は鉄筋コンクリート造で地上2階・地下1階建て、延床面積約4100平方メートル。福祉会館に入っていた保健医療センター、休日診療所、健康増進室、調理実習室に加え、福祉支援団体交流室、多目的室、音訳室、点字室が整備される。また、綾南保育園と大上保育園に続く3カ所目の「子育て支援センター」、現在市役所会議室で行われている「障がい児者相談支援センター」が設置されるほか、市社会福祉協議会も集約される。
基本設計は、公募で集まった9社から選考された(株)佐野建築研究所(長井隆志社長/東京都渋谷区)が行った。市福祉総務課によると、部屋配置や構造、防災面、省エネや環境配慮、建設費、維持管理費など、総合的に最もコンセプトに沿ったプランであることが評価されたという。
建設地である福祉会館と同会館に隣接する綾瀬小学校プールの解体工事を6月いっぱいまで行い、擁護・造成工事を来年1月まで実施する。その後、新築工事に移り、施設完成は2017年9月を予定。建物自体の建築費は、約16億4千万円を見込んでいる。
市福祉総務課では「機能集約による連携強化で、福祉・介護・保健・医療に関する総合的な窓口になるよう整備する」と話している。
綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|