市内初の歴史学習施設「神崎遺跡資料館」が、開館から1年で来館1万人を突破した。1万人目となったのは、授業の一環で訪れた早園小6年1組の児童31人。当日は認定証や記念品などが贈られた。
神崎遺跡資料館は、昨年5月1日に開館している。国指定史跡となっている神崎遺跡の公園整備に合わせ計画された施設で、遺跡の南西に隣接している。出土品や模型などが展示され当時の様子を学ぶことができるほか、定期的に体験教室なども行われている。
この日、児童や教諭には1万人目であることを伏せ、式典が用意された。マイクロバスを降りた子どもたちは、「来館1万人おめでとうございます」という館内アナウンスと思わぬサプライズに、驚きの表情を見せていた。
式典では人見和人教育長が遺跡の説明を行ったあと、「しっかり勉強していってください」とあいさつ。その後、クラスの代表者に来館1万人目の認定証や、かながわ考古学財団が製作を協力した特製缶バッジなどが進呈された。
認定証を受け取った学級委員長の菅野晃太郎くんは、「いきなりでびっくりしました。最初は夢かなと思ったけど嬉しかったです」と話した。
公園の一部を開園
資料館に隣接する神崎遺跡公園は2018年度の全面開園を目指し、現在整備が進められている。今年4月1日には一部が開園し、今後は各種体験教室のほかに年1回(11月上旬)の期間限定で、実際の環濠(集落を囲む溝)の一部公開や、古代住居の上屋組み立て体験なども実施していく予定だという。
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