仲間との交流が何よりの楽しみ
IIMURO GLASS綾瀬市民スポーツセンター屋外運動場で5月19日に開催された「綾瀬市老人クラブ連合会グラウンドゴルフ大会」に、100歳の現役プレーヤーが出場した。今年10月で101歳を迎える長荒勝太郎さんは、20年以上続けているグラウンドゴルフを通し、仲間との交流や健康づくりを楽しんでいる。
長荒さんが所属するのは、老人クラブ「大上つくしの会」のグラウンドゴルフ部。火曜の自治会館そばの大上ゆめ公園と、金曜の風車公園での週2回の練習に参加し、部の仲間たちと交流を深めている。
グラウンドゴルフを始めたきっかけは、老人会への加入。最初はゲートボールを始めてみたものの肌に合わず、すぐにやめてしまったという。
その後、しばらく何もしていなかったが、「老人会に道具があるからやってみないか」と誘われ、グラウンドゴルフの存在を知った。「プレーしてみたら面白くて。続けてみようと思い、道具を買いそろえた」と楽しげに話す。
プレー中もテキパキと動きゲームを進める長荒さんだが、85歳の時には背骨の潰れによって足にしびれの症状が出たため、週3回のプール通いでリハビリをしていた時期もあった。しかし、筋肉をつけて歩けるようになってからは、グラウンドゴルフで練習場の中を歩き回っているおかげか、足腰も丈夫で健康そのもの。介護認定も今年に入りやっと受けたほどだという。
「打った球が1回で入ると気持ちいい。みんなで盛り上がれるし、それが楽しいんだ」とグラウンドゴルフの醍醐味を語る長荒さん。和気あいあいとした空気の中、自分のペースでできることも、この競技の魅力の一つ。また、夏の暑気払いや冬の忘年会も部で行われており、ここで仲間と交流する時間も年に2回の密かな楽しみだそうだ。
今年に入ってからは息子が送り迎えに付き添っているものの、練習だけではなく年に2回の大会出場など精力的にプレーを楽しむ長荒さん。「周りの方々も世話を焼いてくれるし、とてもいい仲間に恵まれた。生活に張りも出るし、やって良かったと思う。続けられる限り、プレーしていきたい」と、今後の抱負を語った。