海上自衛隊厚木基地マーカスに所属する大山徹選手(27)が、「第72回国民体育大会」のサッカー競技(成年男子)で神奈川県代表チームに選ばれた。試合は愛媛県松山市の北条スポーツセンター陸上競技場と同センター球技場で、10月1日から4日にかけて開催される。
大山選手が所属する厚木マーカスは、神奈川県社会人サッカーリーグ1部のチーム。自衛官で構成され、IIMURO GLASS市民スポーツセンター屋外運動場をホームグラウンドに活動している。
成年男子の部で国体選手の選考対象になるのは、県サッカー協会登録チームに所属する県内在住の大学生から社会人。大山選手は今年4月に声がかかり、練習やレセプションなど1カ月の選考期間を経て選ばれたという。
「選ばれて嬉しい反面、自分でいいのかなとも思いました」と、率直な感想を話す。周りは1つ上の関東リーグに所属する選手ばかりだからだ。「でも、レベルの高い選手とのプレーは刺激になります。自分にもチームにもプラスになるので、楽しんで挑戦したい」と意気込みを語る。
強み活かし挑戦
大山選手がサッカーを始めたのは小学校1年生の時。クラブチーム「横浜Fマリノスプライマリー追浜」でのポジションはディフェンダー(DF)で、中学から高校2年までは中盤のボランチを務めた。
高校3年で再びDFに転向し、攻撃にも関われるサイドバックの楽しさに目覚めたという。その後、大学を経てサッカーに携われる環境を探し、マーカスに所属。同チームでは守備を主とするセンターバックをポジションにしている。
国体では大学時代以来、久しぶりにサイドバックを務めることになる。「周囲と比べると全てをレベルアップしなければ」と課題を分析するが、対人や空中戦など自分の武器であるフィジカルの強さを前面に押し出し、勝負に挑む。
「しっかりコンディションを管理し、出場機会を増やしていきたい。県代表としてチーム(マーカス)から出ている以上がんばるのは当然なので、結果を出すことで国体にかかわった全ての方に恩返しができれば。目指すは優勝。」と、大山選手は話した。
国体サッカー競技(成年男子)は10月1日に第1回戦が行われ、神奈川チームは北条スポーツセンター球技場で三重県と対戦する。その後、勝ち上がると2日に準々決勝、3日に準決勝、4日に決勝が実施される。
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