吉岡神明社で9月5日、弁財天宮覆殿完成に伴う遷座祭が執り行われ、一時本殿に移されていた御霊が戻された。
「水を司る神様」である弁財天は農家からの信仰を集め、この地域で長く親しまれていた。勧請札は古いもので寛政の頃の物が残っており、「瀧岡寺」という場所に建てられていたことを示しているという。
老朽化に伴い新築された覆殿は、地元のレイクラフト(加藤工務店)が施行。(株)ナウ産業が自社で加工した賽銭箱も寄贈された。当日は同神社を管理する五社神社の早川宮司により、遷座が厳かに執り行われた。
また、神明社では新たな取り組みとして、例年役員だけで行っていた例大祭前夜祭の「宵宮祭」を一般向けに開放した。子どもコーナーを設け、大勢の親子連れで賑わいを見せた。