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横須賀・三浦 人物風土記

公開日:2016.12.09

ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリに輝いた
押田 岳さん
市内在住 19歳

覚悟決めて俳優の道へ

 ○…全国約1万5千人の応募の中から「ジュノンボーイ」の称号を手にした。投票などを経て精鋭12人に絞り込まれた先月末の最終審査では、女性への告白や得意のダンスを堂々と披露。「ルックス、スタイル、受け答え、ダンス、全ての総合力が高い」と評された。「手伝ってくれた友達など周囲の支えがあったからこそのグランプリです」。横須賀育ちの好青年は謙虚な口調で受賞を喜んだ。

 ○…幼少期にのめり込んだダンス。「最初はサッカーがしたかった」が親の勧めに従い、小学2年生からスクールに通い出した。周囲は女子ばかり。気乗りしない日々が続いたが男子クラスが出来ると自然と友達も増え、気持ちが前を向いた。「かっこよさ」を追求して、人を魅了する楽しさを覚えるとダンスへの熱はさらに本物に。6年生になり、進学先の学校にダンス部がないことを知ると、中学校教諭らの前で熱演して、「本気」をアピール。部の立ち上げを勝ち取った逸話もある。

 ○…県立横須賀高校で3年間担任を務めた教諭が「真面目で何事も一生懸命」と語る努力家は、授業中、隣で友人が寝ていても自身は睡魔に負けず必死で勉強。第1志望だった名門早稲田に春から通っている。大学生活の中で視野を広げたいと応募した今回のコンテスト。主に写真や動画配信による投票で進められてきた。「自然豊かな横須賀で撮影すると、かっこつけなくても絵になる写真が撮れた」。愛犬と散歩する野比海岸やYRPなど地元への愛と感謝を口にする。

 ○…グランプリに輝いてまだ日は浅い。それでもネット上で自身の名前が出回り、キャンパス内を歩いていると、見知らぬ人から握手を求められるようになった。過去の受賞者には伊藤英明や溝端淳平など大物が数多く名を連ねる。彼らと同じような道を歩むことが目標で周囲の期待も大きい。当面は早大生と新人俳優、二足のわらじ。「覚悟はもう出来ています」

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