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横須賀版 公開:2017年2月3日 エリアトップへ

お笑いコンビ「たんぽぽ」として活躍する 川村 エミコさん 旧市立横須賀高校出身 37歳

公開:2017年2月3日

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不遇な経験、笑いの個性に

 ○…人気レギュラー番組を複数抱えるお笑いコンビ「たんぽぽ」。全国区の知名度となった今も仕事への貪欲さと真摯な姿勢は変わらない。デビュー当時を振り返ればスナックや製パン工場などのアルバイトで生計を立て、風呂はおろか家すらない絵に描いたような下積み時代があった。「日々精進。誠実さこそ最大の武器」と座右の銘を語り、ファン、家族、仲間への感謝の念が口をついて出る。

 ○…多くの名優を輩出する「劇団民藝」の舞台俳優だった伯父に憧れ、役者になることが夢だった。「好きな事をやるなら最後のチャンス」と大学では演劇研究会に所属していたが、3年の学園祭で転機が訪れた。来校したプロのお笑い芸人の生ライブ。「会場が揺れるほど観客が沸いた。一言で人をハッピーに出来るのがカッコよかった」。卒業後、芸能事務所のオーディションに合格し、芸人の道を歩み始めた。

 ○…中学から三浦市で育ち、高校は旧市立横須賀高へ進学した。同校は惜しまれながら03年に統廃合され、校舎があった場所は今住宅がずらりと立ち並ぶ。周囲の景色は様変わりするも、小腹を満たしてくれた購買の牛乳とポテチパンや北久里浜駅から学校までの急坂など数々の思い出は色褪せることがない。

 ○…「子どもの頃、静かで暗くて。母からは『1日1回声を聞ければいい方』と言われたこともある」。理不尽な理由でからかいを受けた記憶は数知れないが、「お笑いに救ってもらった」と話すように、その経験が芸の肥やしとなり、自虐的な芸風は独自の世界観を生み出している。かつては「お笑いだから」と無理に明るく振る舞い、体を張る仕事は不向きだとも決めつけていたが、感じたまま表現すると存外うまくいった。「自然体で、まずはやってみること」。笑いは簡単なようで難しい。「だからこそ、喜んでもらうことに人一倍楽しさを感じるのかな」と目を輝かせた。

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