政府の新型コロナウイルス感染防止策として、全世帯に配布された布製マスクを地元の小学校に寄付しようと、久里浜商店会協同組合が回収した約1750セットが8校に贈られた。
安倍晋三首相が4月1日、全世帯に2枚ずつ配布する方針を表明したこのマスク。しかし、配布の遅れから「もう店で買えるから必要ない」といった声も相次いだ。
そこで同組合は「子どもにぴったりな大きさだから、学校に寄付しよう」と5月下旬、京急久里浜駅前の黒船仲通り商店街でマスクの回収を開始。1カ月半で、45cm角の回収箱に5箱分が集まり、近隣8小学校に届けた。現在も6箱目が置かれており、計2000セットを超えている。
寄付を受けた明浜小学校の岩田嘉純校長は「マスクを忘れた児童に渡すなどして助かっている。地域の人が子どもを気に掛けてくれたのがうれしい」とコメントし、森下守久理事長は「お客さまに声を掛けて集めたものが、活用されていて良かかった」と話した。
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