戻る

横須賀・三浦 経済

公開日:2026.01.01

「若い力」地域経済の推進力に

  • 横須賀商工会議所 平松廣司会頭1949年横須賀市生まれ。横浜市立大大学院卒、72年三浦信用金庫(現かながわ信金)入庫。同金庫会長、全国信用金庫協会会長。76歳

    横須賀商工会議所 平松廣司会頭1949年横須賀市生まれ。横浜市立大大学院卒、72年三浦信用金庫(現かながわ信金)入庫。同金庫会長、全国信用金庫協会会長。76歳

 ――2025年を振り返って、印象に残っている出来事をお聞かせください。

「一番驚いたのは、日産自動車追浜工場の閉鎖です。サプライチェーンへの影響や地元雇用の問題を懸念しています。神奈川県知事などが国や本社へ要望を出しており、我々は推移を見守りつつ、相談窓口を設置しています。ただ、現時点で地域の中小企業から深刻な相談が殺到しているわけではありません。かつての『カルロス・ゴーン改革』を経て、多くの下請け企業が日産依存の脱却を図り、取引先を分散させてきた経緯があります。現在では依存度が2割程度という企業も少なくなく、リスク管理が徹底されている印象です。日産の従業員の地元企業への再就職相談などにも対応していきます」

 ――地域経済の状況をどう分析されていますか。

「関税問題、円安、物価高、人手不足と、経営環境は決して楽ではありません。そうした中で、地域の中小企業の底力を感じています。コロナを経験して、『耐える力』と『危機管理能力』が身に付きました。事業領域の拡張や内部留保を高めることで、賃上げ圧力やコスト増の中でも、倒産や廃業が激増することなく持ちこたえています。これは横須賀の企業のたくましさの証左です」

 ――新年、商議所として深掘りしていく事業について教えてください。

「意識しているのは『若手へのバトンタッチ』です。昨年の『産業フェス』は、運営のすべてを青年部(YEG)に任せました。その結果、我々の世代では思いつかない新しい発想で商議所のイメージを刷新してくれました。若い経営者が自分たちの力でまちを動かしていく─。この路線を強化し、事業承継やスタートアップ支援も含め、『若い力』が活躍できる土壌を作っていきます」

 ――小栗上野介忠順を主人公にしたNHK大河ドラマは地域振興の起爆剤になりそうです。

「千載一遇のチャンスです。活性化に向けて、ドラマと横須賀の観光資源をリンクさせ、食事や宿泊、土産品、体験機会を提供する仕組みが必要となります。『稼げる観光』の土台づくりを若い世代と共に準備する1年にしたいと考えています」

 ――小泉進次郎防衛大臣の存在やエンターテイメントを取り入れた上地克明市長の姿勢など、横須賀には今「追い風」が吹いているように感じます。

「間違いなく、いい風が吹いています。政治・行政の動きと、経済分野で我々民間の新しい力が噛み合えば、26年の横須賀はもっと面白くなるはず。商議所も既存の殻を破り、会員企業と共に、新しい横須賀の未来を作っていきます」

横須賀・三浦 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

横須賀・三浦 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

横須賀・三浦 ローカルニュースの新着記事

横須賀・三浦 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS