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横須賀・三浦 経済

公開日:2026.01.01

三浦
マグロ観光にもう一手
「食べる」に「知る・学ぶ」追加

  • 新鮮なマグロを割り下で食す「ねぎま鍋」

    新鮮なマグロを割り下で食す「ねぎま鍋」

 三浦市と三浦市観光協会が、「三崎マグロ」ブランドの再構築に挑んでいる。グルメを目当てにした観光誘客から一歩進めて、歴史的背景を体験する「食の観光まちづくり」への転換を図る。「三崎マグロのルーツは江戸にあった! ”江戸海道”がつなげた江戸の物語を訪ねて」をキャッチコピーにした新プロジェクトを始動させている。

 全国有数のマグロ水揚げ量を誇る三崎港だが、その繁栄の礎は江戸時代に遡る。同プロジェクトが着目したのは、当時、三崎で揚がった鮮魚を日本橋魚河岸まで運んだ高速船「押送船(おしょくりせん)」の存在だ。冷蔵技術のなかった時代、櫓(ろ)を漕ぎ、風を読み、命がけで江戸の食文化を支えたこの海上ルートを「江戸海道」と定義。三崎がなぜ「マグロの街」となり得たのか、そのルーツと必然性を解き明かす物語を新たな観光コンテンツとして造成する。

 実現に向けた第一歩として、同協会は11月から「ナビゲーター養成講座」を開講した。(一社)広域観光ガイドサービスらの協力を得て、座学に加え、市内に残る江戸時代の痕跡を巡るフィールドワークを実施。来訪者をもてなし、三崎と江戸の絆を語り継ぐ「プロガイド」を育成していく。

 ツアーに合わせて提供するグルメとして、三崎マグロと三浦産ねぎを用いた「ねぎま鍋」も新たに売り出す方針だ。当時、足の早かったマグロをねぎと共に煮込んで食した江戸料理を再現し、ご当地グルメとして定着させたい考え。江戸の台所を支えた誇りと歴史ロマンを武器に、「美味しい」の先にある「知る楽しさ」を提供し、新たな観光需要を掘り起こす。両者では、モニターツアーの結果などを踏まえて商品化を急ぐ。

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