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横須賀・三浦 人物風土記

公開日:2026.03.06

「横須賀こどもといっしょアンバサダー」に就任した
中川 ひろたかさん
横須賀市在住 72歳

  • 中川 ひろたかさん (写真1)

いっしょに奏でる安心感

 ○…「横須賀こどもといっしょアンバサダー」として、横須賀における子育ての魅力づくりを盛り上げていくことになった。市として初の試みとあって活動は未知数だが、こだわりたいのはネーミングに託された「いっしょ」。「たとえば外出先で子どもが泣き叫んでも、周囲が『大丈夫だよ』という空気で満たされたら、子育てはどんなに楽になるだろうか」。「地域全体で一緒に育てる」という成熟した街を思い描き、知恵を惜しみなく注ぐ覚悟だ。

 ○…『世界中のこどもたちが』『にじ』など、園児らに愛される数々の曲を生み出してきたヒットメーカーだ。活動の原点は小学生の頃、帰り道に自作の歌を口ずさんでいた日々。メロディーをつけた途端、無機質な文字がパーッと宙を舞う感覚に魅了された。音楽を専門的に学んだ経験はないが、「詞の世界観を届けようと思えば、ぐじゃぐじゃな曲にはならないでしょ」とさらり。

 ○…大学時代の正月、遊びに来た5歳のいとこが歌い、走り、踊り続ける純粋な姿に感動した。「自制心や世間体をこそげ落とすと、人間はこんな風になるのか」。にわかに「子ども」に興味がわき、国内初の男性保育士として働き始めた。ある日、砂場でトンネルづくりを手伝った時、開通した穴の先で触れた園児の手の感触と笑顔が記憶に残る。「子どもと理解し合うとは、一緒に遊ぶことなのか」。そんな信念を得た瞬間だった。

 ○…「『抱っこ』は子どもにとっての『充電』。10分もしたら、飛び降りて元気に走っていくから、せがまれたら拒否しないこと」。人生で待ち受けるあらゆる困難も、「親に愛されていた記憶があれば、乗り越えていける」。自身の子育て経験も、温かな地域づくりに生かせるはずだ。

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