三浦商工会議所(寺本紀久会頭)は、衰退が進む市内の産業・経済活性化を目的とした連携協定を、かながわ信用金庫・湘南信用金庫とそれぞれ締結した。連携内容は、地域・観光振興、創業希望者・市内事業者の経営支援とビジネスマッチング、セミナー開催など多岐にわたる。商議所の経営支援機能と信用金庫が持つ金融機能を合わせることで、さらなる地域経済の発展をめざす。
横浜市立大学と観光振興による産学連携で、三浦市の地域活性化に取り組んでいるかながわ信金。今月17日に行われた締結式=写真上=で挨拶した平松廣司理事長は、これまでの研究成果を振り返り「今後は互いのノウハウを活用し、商工会議所と力を合わせて活性化策の実践に移りたい」と述べた。
続いて24日に開かれた湘南信用金庫との調印式=写真下=で石渡卓理事長は、「人が集まるところには食がある」と主張。同金庫のビジネスマッチングによって共同開発に至った三浦ダイコンを使用した中華点心を例に挙げ、「これまで培ってきた六次産業化の支援実績を活かし、三浦の農水産物を使った新たな特産品を作りたい」と話した。これを受けて同商議所の寺本会頭は、「大手企業の誘致で潤うのは一時的。今ある資源を使って発展していくことが重要」と強調した。
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