本物のオーケストラが奏でる迫力の音楽を間近で楽しもう――。
三浦市立三崎小学校で今月12日、神奈川フィルハーモニー管弦楽団による出張ミニコンサートが行われた。市制施行60周年記念事業と、今年8月に同楽団が行うコンサートの前段公演として、神奈川県立音楽堂が主催したもの。
イベントには同楽団で指揮を務める金聖響氏をはじめ、39人の団員が出演。1曲目にモーツァルトの「ディヴェルティメント」の演奏がはじまると、全校児童約190人と保護者らは静かに聴き入った。
クラシックの名曲を聴くだけでなく、参加して親しんでもらおうと多彩なプログラムを用意。「好きなところで聴いてみよう!」と題したコーナーでは、児童が思い思いの場所へ移動。普段は立ち入ることのできないオーケストラのすぐそばまで近づいて、音の響きを全身で体感。打楽器ティンパニーの迫力に驚きの表情を浮かべる子や、指揮者の身振り手振りを食い入るように見つめる子など興味津々の様子だった。
また、リズムを体験する「手拍子で共演してみよう!」コーナーでは、ホルストの「セント・ポール組曲」に乗せて、客席が手拍子で参加した。そのほか、指揮者体験やコントラバス・ファゴット・ホルンなどの楽器紹介も行われ、束の間の音楽鑑賞を楽しんだ。最後にモーツァルトの「交響曲第41番『ジュピター』」が披露されると、会場は熱い拍手に包まれた。
その後、楽団メンバーは三崎中学校吹奏楽部を訪問。部員らと交流し、演奏におけるアドバイスなどを送った。
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