連載 100まで元気!健康ワンポイントアドバイス 三浦市社会福祉協議会 成田慎一
第三十一回「地域のつながり編」
現在、コロナウイルスの新規感染者が過去最多を更新し、「第3波」の真っ只中にいます。各地の医療現場も逼迫してきていますが、私たちは正しく理解し、冷静に対応することが大切です。
そういった中、今年一年を振り返ってみますと、改めて地域のつながりが求められていることを実感しております。
当会においては、緊急事態宣言が出ていた5月頃も介護や障害の福祉サービスを止めることなく実施してきました。先月のコラムでも書いたように、自粛のため体の虚弱化や認知症の進行が進んだ結果、最近ではサービスを利用する方が増えている傾向にあります。
また、7月中旬より再開した地域のサロン活動も当初は中止を継続する地区が多かったのですが、現在はほぼ活動を再開しております。ここにおいても、今まで以上に参加者が増えている地区があります。市内のイベントやお祭りが中止になり、こうした身近なつながりが、孤独や不安を解消する一つの処方箋になっているのでしょう。
まだコロナウイルスの感染終息が見えない中、地域のつながりを密接にすることで自助や互助の強化となり、地域での支えあいもより深まっていくと思います。先日も「食と観光の三崎下町」を綺麗なまちにする運動が立ち上がりました。これは、個人の30年にわたる清掃活動が、近隣の区や事業所を動かした大変意義のあるものです。今だから出来る活動を実践し、社会参加のきっかけを増やしていくことが求められています。地域の活動や困りごとのご相談は、当会【電話】046・888・7347まで。
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