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逗子・葉山 社会

公開日:2026.09.18

日本画×書の独創世界 葉山在住の八詠さん初個展 9月30日まで

  • 個展会場で作品の前に立つ八詠さん

    個展会場で作品の前に立つ八詠さん

  • 画の中に「星」の文字をしたためた作品

    画の中に「星」の文字をしたためた作品

  • 岩絵具など、日本画で使用される道具の展示もある

    岩絵具など、日本画で使用される道具の展示もある

 葉山町在住の日本画家・書道家の八詠(やえい)さん(名前は雅号)が葉山町立図書館2階の「葉山まちづくり館」(堀内1874)で初の個展「旅する日本画 光のゆくえ」を開いている。精緻な筆致と鮮やかな色彩感覚で描写した葉山や鎌倉の風景など15点を展示。日本画と書を融合させた独創的な作品も並ぶ。

 八詠さんは企業内の健康管理室に産業看護師として約20年間勤務。従業員の心身の健康をサポートする中で、「好きなことがあり、安心して過ごせる場所を持っている人は生き生きとして健康である」と強く実感していたという。そのうえで、「自分自身も楽しみながら、アート体験を通じて感性を開き、元気になれる人を増やしたい」と、今年7月から専業へと転向した。

 幼少期に親しんだ書道は6年前に再開し、ふたば書道会から雅号「八詠」を命名。日本画は、山口蓬春記念館を訪れた際、日本画がもたらす静謐な空間や、顔料である岩絵具の美しさに魅了されたことをきっかけに5年前から始めた。葉山を拠点に活動する日本画家・谷保玲奈氏に師事し、表現を磨いてきた。

 八詠さんの画風は、伝統的な日本画の技法をベースに、西洋画を思わせる自由で伸びやかな色彩を重ねるのが特徴。これを、葉山のカフェで見かけた青い蝶、葉山しおさい公園の鯉、鎌倉市の鶴岡八幡宮の蓮といった身近な風景に落とし込んだ。

 来場者からは「珍しい色彩の使い方をしている」などの反響があるという。

 今後は、展示とは別に子ども向けのワークショップなども見据えており、「日本画をより身近に広めていければ」と意気込んでいる。

 入場無料。会期は9月30日(水)まで(24日(木)・28日(月)は休館)。

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