藤沢 文化
公開日:2018.05.18
丹下健三の自邸再現
森美術館に木造模型
木工職人、徳長さんら
藤沢市大庭在住の木工職人、徳長竜弘さん(33)の携わった木造模型が、六本木ヒルズ(東京都港区)にある森美術館で展示されている。
展示は同館15周年記念企画として、先月25日から始まった「建築の日本展〜その遺伝子のもたらすもの」の一環。会場では、竪穴住居や千利休が豊臣秀吉のために建てた茶室「待庵」など、古今の日本建築を原寸大で再現したり映像で紹介するなどしている。
徳長さんが小田原の職人らと再現した木造模型は、都庁や代々木体育館を設計した建築家の故・丹下健三氏の自邸。現存はしないものの近代建築の名作と評されており、3分の1のスケールで再現した。
徳長さんが担当したのは木製の障子と格子戸。「世界的な建築家が、なぜこういうデザインにしたのかを考えながら取り組んだ。来場者の反応が楽しみ」と徳長さんは話している。
同展は、9月17日(月・祝)まで。問い合わせは森美術館【電話】03・5777・8600へ。
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