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藤沢 文化

公開日:2022.02.11

刀かざし厄除け祈願
江島神社で節分祭

  • 御神刀として伝わる「景長」をかざす神職

 節分の3日、江島神社で刀を参拝客の頭上にかざし、厄除けや疫病退散を祈願する「御神刀拝戴の儀」が行われた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、豆まきに代わる神事として初めて実施した。

 使用した刀は同神社に伝来する日本刀10振のうち1振。奉納時期は鎌倉時代、幕府の御家人によると推定されるという。

 刀は古来、武具としての用途はもとより、霊力のこもる「御神刀」として扱われる。儀式では、神職が朱色の袋に包んだ刀を参拝客の頭上にかざし、「厄災消除、疫病退散祈願」の掛け声とともに厄除けや疫病退散を祈願。この日は3回に分けて約50人が参加した。

 例年は約200人の年男と年女が特設舞台から豆をまき、福を求める多くの参拝客が集まる。同神社では「昨年に続いて中止は残念だが、伝統と信仰に則り、その時に応じた行事の形を目指していきたい」と話した。

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