藤沢 社会
公開日:2023.05.05
お店の奥の「えんがわ」
「ついで」に寄って地域交流
誰でも目的が無くても集まれる、独自の「ゆるいつながり」が特徴の「地域の縁側」。市内37拠点それぞれで独自の地域コミュニティーを生み出している。長屋状の店舗の奥で、アートを生かしつながりを深める地域の縁側「まめや」を訪ねた。
「この間買った野菜で総菜作ってみたんだけど」「私にもレシピ教えて」。
古き良き昭和の街並みを残す藤沢の商店街。その一角にある食料品などを扱う店舗の奥に、地域の縁側「まめや」はある。22日は60・70代の女性が料理談義に花を咲かせていた。
まめやの特徴は、店に来たついでに奥の土間で井戸端会議に花を咲かせるような「下町的」な顔の見える交流。代表の佐々木貴三江さん(79)は「目的無しに来てもいい。反対に、何かの"ついで"だから訪れやすい人もいる」と話す。
藤沢駅前の商店街という立地もあり、別の店で買い物をしたついでにお茶を飲んで休憩する利用者、観光客や、移住を考える夫婦など市外の来訪者もいる。スタッフの伊藤宏美さん(67)は「この間は高校生の男の子が地域活動に関心があるって学校帰りに遊びに来た」とほほ笑む。
運営するNPO法人アート・ビーンズ・ファクトリーは、元々障害者のアート活動支援などを手掛ける福祉団体。「人生はアート」をコンセプトに掲げ、縁側事業では、アートを生かした地域活性にも力を入れている。
2階のギャラリーには色とりどりの糸や布、織機が並ぶ。縁側の利用者も制作でき、作品作りを通じ、障害の有無を超えた利用者の交流も深まることも。佐々木さんは「ついでに寄って、気軽に交流を深められる、それも縁側の魅力」
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