藤沢 文化
公開日:2025.10.10
商店街が大好きだ Vol.6
トンネル抜けたら明るい笑顔
弥勒寺商店会 渡部昭会長
「会長、お客さん」――。招き入れられた先は、秋まつりの会場。「369」とある旗に目をやりながら奥へ進むと、物腰柔らかな男性が立っていた。20年以上、弥勒寺商店会の舵を取る2代目会長の渡部昭さん(84・村岡東)だ。
市南東部に位置し、鎌倉市と隣接するエリア。商店会名の由来となった弥勒寺は1226年に北条泰時が創建したとされており、再建されながら地元に親しまれてきた。
1979年にスーパー「そうてつローゼン」が開店するタイミングで、共にまちを盛り上げようと発足した商店会。現在22店舗が加盟する。
渡部さんは山形県出身。中学卒業後、丁稚奉公で職人の世界へ。洋菓子の道へ進むべく、20歳で上京した。バタークリームが主流だった業界でいち早く生クリームを取り入れ、人気職人となった。43歳で「シュテルン洋菓子店」をオープンした。藤沢で店を開いた理由は「中学の修学旅行で訪れた江の島の風景が忘れられなかったから」。市内の優れた技術者に贈られる「藤沢マイスター」の初代認定者でもあり、温かみのある手が全てを物語っている。
商店会の活動は秋まつりの他、月に2回の清掃活動や盆踊り大会など。会員の半分ほどは新入りの店主らで、「職種は違えど、ベテランと若者が手を取り合うのは良いこと。皆、頼りになる」と渡部さんは顔をほころばせる。
かつて空き家が多かったというが、7年後には新駅ができるなど、さらなるまちのにぎわいに期待がかかる。
「今のうちにもっと名前を売っていかないと。アーケードはないけれど、トンネルならある」と冗談交じりに話す渡部さん。「それを抜ければ明るい笑顔でお客さんを待っている、すてきな商店会だから」
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