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公開日:2026.06.26

虐待相談、藤沢は2割増 県所管内は過去最多更新

  • 前年度比2割増 (写真1)

 神奈川県は2日、2025年度の児童相談所虐待相談受付件数を発表した。県所管内では24年度比約9・5%増の8784件に上り、過去最多を更新。藤沢市内の相談件数は1305件で、24年度の1086件から約20・1%増加した。

 県によると、藤沢、茅ケ崎、寒川の2市1町を管轄する中央児童相談所(亀井野)の相談件数は2261件で過去最多。そのうち半数以上が、藤沢市内からの相談だったという。

心理的虐待が6割

 市内からあった相談を内容別で見ると、子どもの前での夫婦げんか、DVなどが該当する「心理的虐待」が全体の約6割を占める806件(前年比約13・7%増)。県子ども家庭課の担当者によると「夫婦げんかの通報があった際、警察が児童相談所へ通告するケースが多い」という。

 次いで食事を与えない、長時間放置するなど、子どもにとって適切な養育を行わない「保護の怠慢ないし拒否」(ネグレクト)が297件(同約77・8%増)、暴力をふるう、家の外に締め出すなど、子どもの身体を傷つける「身体的虐待」が199件(同約2・5%減)、わいせつな行為をする、またはさせる「性的虐待」が3件(同50%減)だった。

 件数増加の背景について同課担当者は「児童虐待や、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」(いちはやく)の認知が広まり、より軽微な段階からキャッチアップできるようになっているのでは」と推測している。

地域で支える

 市内では昨年10月、県所管内初の児童家庭支援センター「Shonanみその」(みその台1の2)が開所した。子育てに不安を抱える家庭への支援を目的とした機関で、児童福祉法に基づき、市区町村の求めに応じた専門的な助言や、児童相談所からの指導委託、個人からの相談を受け付けている。

 同施設担当者は「虐待が起きてから対応するのではなく、起きないように支えることが重要。子育て中の人には、地域の中で気軽につながれる場所を見つけてほしい」と話している。

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