藤沢 社会
公開日:2026.08.28
「遊泳禁止」なぜ? 海を安全に過ごすには
今年も多くの人でにぎわいを見せる夏の海。各海水浴場には「遊泳禁止区域」が設けられているが、素人目には泳げる箇所とそうでない箇所の違いが分かりにくい。片瀬海岸や鵠沼海岸を中心に活動するるNPO法人西浜ライフセービングクラブに、「なぜ、遊泳禁止なのか」について改めて聞いてみた。
片瀬西浜海水浴場では、砂浜から60メートル〜満潮時100メートル離れた先に浮かぶ黄色いブイより先の区域が該当する。同クラブの井上祐里さんは「黄色いブイの先の区域は水深が1・9メートル以上あり、成人男性の体がほとんど埋まる」と解説する。全国的に多いのが、足がつくか否かのところの「ぴょんぴょん溺れ」。同海岸では見かけた場合はすぐに声かけするほか、どこまで足がつくかなどを毎日チェックしている。
さらに同海岸では、赤と黄の色に染まった2つの旗で仕切られた区域で遊泳が禁止されている。主な箇所として中部駐車場手前の200メートルの区域があり、こちらはサーフィンスクールのエリアとしてのみ利用される。目的はサーファーと一般客の接触を避けることなどだが、区域が拡大される場合があるのは「離岸流」の発生時だという。離岸流は波が沖に戻る際の局所的な潮の流れのことで、1秒間に最大2メートルの速さで沖に流されることもある。浜辺に打ちつける波が崩れていない箇所に発生するため、ライフセーバーが見極め、旗の位置を調節している。
海の状況は日々変化する。同クラブのライフセーバーは海に新しい来客があった場合は声かけし、今日の海況を知らせるなど、きめ細やかな活動で安全を保っている。井上さんは「海のことで分からないことがあれば近くのライフセーバーに気軽にお声かけください」と呼びかけた。
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