藤沢 人物風土記
公開日:2026.09.04
藤沢・茅ヶ崎・寒川を管轄する藤沢税務署の新署長に就任した 横山 幸生さん 東京都世田谷区在住 60歳
愛するは街と人、そして仕事
○…「人懐っこくて、地元愛にあふれた温かい街」。7月10日付で県内屈指の規模を誇る税務署のトップを任された。幼少期、海の思い出といえば江の島だった。都内に居を構えてからも、家族とのドライブで幾度となく訪れてきた憧れの地。「ここで仕事ができる縁をうれしく思う」と柔和な笑みを浮かべる。
○…埼玉県で生まれ育ち、学生時代は剣道やバスケットボールに汗を流した。長男の学童野球でも自らコーチを務めるなど根っからのスポーツ好きだ。公務員試験に合格後に大学時代の先輩から勧められ、税務の道へ。システム系の部署で西暦2000年問題の対応に奔走したほか、国際研修ではマレーシアの国税庁職員へ講義も行った。函館や金沢などでの単身赴任を含め、数多くの経験を重ねてきた。能登半島地震の被災地には、今もなお強い思いを寄せる。「お世話になった土地だけに心が痛かった」。現地に足を運ぶと、変わり果てた街の姿に涙した。
○…いつも心に刻んでいるのは、かつて上司から教わった「街を愛し、人を愛し、仕事を愛し」という言葉。また1949年の国税庁発足時、GHQ経済科学局歳入課長だったハロルド・モス氏が贈った「正直者には尊敬の的、悪徳者には畏怖の的」という訓示も胸に「納税者の信頼に結びつけられるよう、誠実に応える」姿勢を貫く。
○…趣味は旅行と釣り。金沢時代の仲間と年に数回集まり、タイやイカ釣りを嗜むのが息抜きだ。家庭では妻をはじめ、子どもがワーキングホリデーでオーストラリアで生活するなど、全員が海外を経験。そんなアクティブさは職員も巻き込み、「健康で楽しく働き、ここに来て良かったと思える一年にしたい」と皆への愛を抱きながら舵を取っていく。
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