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公開日:2020.04.03

「感染防止へ観光控えて」
松尾市長異例の呼びかけ

  • 段葛にも人の姿は少ない=28日撮影

    段葛にも人の姿は少ない=28日撮影

 松尾崇市長は3月27日、「今週末、鎌倉観光には来ないで」という異例の呼びかけを行った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けたもので、重症化のリスクが高い75歳以上の高齢者を対象に電話相談窓口も開設。市立小中学校では4月6日の再開に向けた準備が進むが、行事等の開催については流動的だ。4月1日に通行再開予定だった葛原岡・大仏ハイキングコースも、通行禁止の継続を決めた。

 松尾市長は市ホームページを通じて発表したメッセージで「3月31日まで」としていた公共施設の閉鎖や市主催イベントの中止を、4月24日まで延長することを発表。あわせて「この週末、鎌倉へ観光にお越しになることも控えていただけますようお願いします」と呼びかけた。

 首都圏各自治体の知事が外出自粛を呼びかけたこともあり、28、29日は小町通りや段葛も人影はまばら。鎌倉市観光協会によると、鎌倉駅東口の観光総合案内所で配布した観光マップは、昨年同時期(3月24日)は797枚だったのに対し28日は33枚、雪も降った29日は3枚に止まった。

 松尾市長は30日にもメッセージを更新。平日でも不要不急の外出を控えることや予防策の徹底、生活物資の買いだめをしない、デマに惑わされない、などを訴えた。

75歳以上対象に電話窓口を開設

 鎌倉市は3月30日、市内に住む75歳以上の市民(4月1日時点で約3万1000人)などを対象に、新型コロナウイルス感染予防の電話相談窓口(【電話】0467・61・3977)を設置した。

 国内死者数のうち、9割以上が70歳以上という状況を受けたもの。4月初旬までに、感染予防のポイントや外出しなくてもできる健康づくりとともに、窓口についてまとめた手紙が対象者に送付される。電話相談の受付は、平日午前8時30分から午後5時15分まで。

市立小中学校は6日再開へ準備

 鎌倉市教育委員会では、市立小中学校を当初の予定通り4月6日に再開するため、準備を進めている。

 再開にあたっては毎朝の検温や手洗い等の指導など、文部科学省が定めたガイドラインに沿った対策をとるという。行事に関しては、延期なども含めて検討中という。

 また神奈川県教育委員会によると、県立学校では4月6日の始業日以降、再び2週間程度を臨時休業とし、入学式は規模の縮小・短縮をする。その後は状況に合わせて分散登校や時差通学、短縮授業などにより、段階的に再開する方針だ。

 市内の大学では、鎌倉女子大学は新入生のオリエンテーションを4月27日から、授業を5月7日からに延期。4月1日に開学した湘南鎌倉医療大学は入学式やオリエンテーション、授業を5月7日以降に延期すると発表している。

ハイキングコース通行再開を延期

 昨年の大型台風による被害で通行禁止が続いていたハイキングコースのうち、市は葛原岡・大仏コースの一部を4月1日から通行再開の予定だったが、感染拡大防止の観点から通行禁止の継続を決めた。再開時期は未定。(4月1日起稿) 

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