神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2022年10月21日 エリアトップへ

鎌倉文学館 休館前最後のバラ見頃 来春から4年間改修工事

文化

公開:2022年10月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
202種245株が植えられたバラ園=16日
202種245株が植えられたバラ園=16日

 鎌倉文学館(長谷)が、来年4月から4年間休館する。大規模改修に伴うもので、現在行われている「鎌倉文学館フェスティバル」も休館前最後の開催となり、バラも見納めとなる。11月上旬までが見頃で、フェスティバルは11月13日(日)まで開かれている。

 鎌倉文学館は、約600平方メートルのバラ園を保有し、202種245株のバラが、春と秋の2回にわたり咲き誇る。「星月夜」や「由比小町」、「紅ヶ谷」といった鎌倉ゆかりのものや、「大姫」や「実朝」などの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に関連した品種も植えられている。17日時点の開花状況は6〜7割程度で、11月上旬まで楽しむことができる。期間中は、コンサートや特別展示も実施している。

大規模改修期間2→4年に延長

 築86年が経過した同館の大規模改修の期間は、当初の2年から4年に延長となった。鎌倉市の総合計画では、来年度からの2年間で改修工事を行う予定としていたが、市は6月の総務常任委員会で休館期間を26年度までとすることを報告した。

 延長の理由として市文化課は、未公開部分である本館3階の一般公開を検討していることや、敷地内の一部が土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定され、その対策を講じる必要性が生じたためなどと説明する。これまで天井の雨漏りに対する修繕などは実施してきたが、大規模改修は初めてとなる。

 改修では、床や天井、壁などの補強修繕、照明設備のLED化、バリアフリー対策としてエレベーターの設置などを予定。市文化課は、「建物のオリジナルな状態を生かし、文化財保存に配慮した修繕とする」。

 文学館の建物は、旧前田侯爵家別邸として1936年に建設し、1985年には鎌倉文学館として開館。旧華頂宮邸と古我邸とともに鎌倉三大洋館の一つとして親しまれ、多い時は年間10万人以上が来場した。なお、休館期間の延長については、今後市ホームページなどで周知していく。

築86年が経過した本館(同館提供)
築86年が経過した本館(同館提供)

鎌倉版のトップニュース最新6

カマクラ夜市に外国人屋台

カマクラ夜市に外国人屋台

月1回出店で地域交流

5月17日

柳澤さんが世界選手権へ

柳澤さんが世界選手権へ

ヨット2人乗りで出場権

5月17日

旧鎌倉図書館の維持・公開を

3月に国登録有形文化財

旧鎌倉図書館の維持・公開を

市民団体が市長へ要望書

5月10日

住宅地に自転車貸出拠点

住宅地に自転車貸出拠点

交通空白地帯の外出促進へ

5月10日

5年ぶり市民カーニバル

5年ぶり市民カーニバル

26日 仮装パレード参加募集

5月3日

5日は小学生運賃「無料」

湘南モノレール

5日は小学生運賃「無料」

乗車5億人を記念し

5月3日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook