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公開日:2026.08.07

サーフセラピー柴田康弘さん 日本人初アロハ・アワード受賞 由比ヶ浜拠点に障害児支援

  • 参加者とともに波に乗る柴田さん(提供)

    参加者とともに波に乗る柴田さん(提供)

  • 表敬訪問の様子。左から松尾市長、津田さん、柴田さん

    表敬訪問の様子。左から松尾市長、津田さん、柴田さん

 由比ヶ浜を拠点に、海を通じて障害のある子どもたちやその家族を支援するサーフセラピー団体「うみがめくらぶ」(NPO法人TheSCCサーフセラピージャパン)代表の柴田康弘さん(56)。このほど、世界的な社会貢献賞「アロハ・アワード」で、日本人初の準優勝に輝いた。7月28日には、研究パートナーの中部大学・津田聡子准教授(45)とともに鎌倉市役所を訪れ、松尾崇市長へ受賞と研究成果を報告した。

 同賞は、国際サーフセラピー機構が主催する世界的な賞。「アロハ・スピリット(思いやり・調和・奉仕の精神)」を体現し、社会貢献する個人をたたえ支援している。

 柴田さんは、10年以上にわたり日本で障害者サーフィンやサーフセラピーの普及に尽力してきた点が高く評価され、日本人初の受賞となった。

 鎌倉や葉山でデイサービスを運営している柴田さん。自身もサーファーで、若年性認知症となった元サーファーの「もう一度海に入りたい」という思いを叶えたことをきっかけに、湘南地域の医療介護福祉に携わるサーファー仲間とともにボランティア団体「(一社)サーファーズケアコミュニティNami-nications」を2015年に発足。以来、特定の障害に限らずインクルーシブに支援を続けている。

新たなケアの形に

 「サーフセラピー」は、海や波の力を借りて心身の健康や生活の質(QOL)を高める新たなケアの形。太陽の下で五感をフルに使いながら波に乗ることで、脳内では「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されるという。津田さんによる調査研究でも、参加した子どもたちの心理的幸福感や友人関係、睡眠の質が改善することが実証されている。

 柴田さんは、「ビーチが誰にとっても『自分の居場所』になればと思ってやってきた。受賞をきっかけに研究が進み、人材が育っていけば、日本中の海でこの活動が広がるはず」と、サーフセラピーの輪を広げていく構想を描いている。

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