神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2023年7月14日 エリアトップへ

分娩施設バース、3月閉院へ 湘南鎌倉総合病院に集約

社会

公開:2023年7月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
来年3月31日に閉院する湘南鎌倉バースクリニック
来年3月31日に閉院する湘南鎌倉バースクリニック

 市内山崎の分娩施設「湘南鎌倉バースクリニック」が、来年3月末に閉院する。湘南鎌倉総合病院(岡本)の産科部門から2016年に分離したバースクリニックだが、24年4月以降は再び総合病院へ集約。すべての診療を移行することを、クリニックのホームページ上で公表した。

 湘南鎌倉バースクリニックは、手術などによらない出産方法の「自然分娩」に特化した分娩施設として、湘南鎌倉総合病院の産科から分離する形で16年5月に開業。一方の総合病院にも、お産センターや助産師外来、新生児医療を受けられる体制がある。

 今回の集約にあたっては、両施設や法人本部の医療法人徳洲会で検討。湘南鎌倉総合病院は、「周産期医療を2カ所に分散させている現状から総合病院へ集約することで、自然分娩から帝王切開へのスムーズな移行や、急なリスク時に対応できるように体制を整備していきたい」と狙いを語る。

 これまでのバースクリニックが担ってきたサービスを総合病院でも引き継ぐとし、「自然分娩に加え、計画分娩、無痛分娩など多様なニーズに応えられるようお産センターを発展させていきます」(湘南鎌倉総合病院)。新生児、小児医療を含めた医療体制を整備する計画という。

 今後のバースクリニックでの受け入れは、来年1月末までの分娩予定者。産婦健診(2週間健診・1カ月健診)や妊婦健診、予防接種・乳児健診は2月末まで。産後入院や産後ケア事業についても、2月末までに退院する人まで可能。各教室は1月末に終了する。

来春以降は2カ所に

 鎌倉市内の分娩施設は近年減少しており、現在は湘南鎌倉バースクリニック、湘南鎌倉総合病院、矢内原医院(大船)の3カ所で、来年4月以降は2カ所になる見通し。

 今回のバースクリニックの発表を受け、閉院の中止を求める署名活動がインターネット上で展開されている。

鎌倉版のトップニュース最新6

カマクラ夜市に外国人屋台

カマクラ夜市に外国人屋台

月1回出店で地域交流

5月17日

柳澤さんが世界選手権へ

柳澤さんが世界選手権へ

ヨット2人乗りで出場権

5月17日

旧鎌倉図書館の維持・公開を

3月に国登録有形文化財

旧鎌倉図書館の維持・公開を

市民団体が市長へ要望書

5月10日

住宅地に自転車貸出拠点

住宅地に自転車貸出拠点

交通空白地帯の外出促進へ

5月10日

5年ぶり市民カーニバル

5年ぶり市民カーニバル

26日 仮装パレード参加募集

5月3日

5日は小学生運賃「無料」

湘南モノレール

5日は小学生運賃「無料」

乗車5億人を記念し

5月3日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook