鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した 尾林 功二さん 山崎在住 53歳
「GOGOGO」の精神で
○…競技の普及・発展に向け、大会運営やプロ選手とコーチを招いたクリニックなどを企画する鎌倉市バスケットボール協会。新会長に4月1日付けで就任した。高校時代にはインターハイに出場し、神奈川県最優秀選手にも選ばれた実力者。娘が所属したミニバスチームの鎌倉リトルダンクで10年間の指導歴を持ち、2年前から湘南地区の夏季ミニバス大会も主催する。「子どもたちが挑戦できる環境を整えるのが大人の役割」。会長としての使命は明確だ。
○…海老名市の大谷中出身。180cmの長身を生かしたプレーで、県央地区では名の知れた存在だった。転機は中学2年の冬。後に日本代表で活躍する佐古賢一さんと対戦し、巧みなプレーと豊富な技術に圧倒された。「へこむことはなかった。むしろ楽しい」。高校では県央を飛び出し、強豪の松陽高に進学。2年生でレギュラーを勝ち取り、県を代表する選手にまで上り詰めた。
○…競技は順天堂大まで続け、一般企業に入社するも「熱くなれなかった」。高校の先輩の勧めで鍼灸マッサージ師の資格を取得し、30歳であおば整骨院を開業。大船に本社を構えて24年が経ち、今では全国に60店舗を展開するまでに成長した。「健康で幸せな人生を送れるように」。地域に元気を与えたい。
○…積極的で前向きな性格。「GOGOGO」の精神で、目覚まし時計は毎朝5時55分にセットするが、大抵これより前に目が覚める。妻と娘4人、愛犬と家族の時間を大切にしながら、月の半分は各地を飛び回り若手社員と食事や会話の時間を楽しむ。先月にはロサンゼルスの友人宅を訪ね、4年後の五輪までに英会話を習得することが目標だ。「新しい出会いと挑戦を続け、可能性を広げたい」