横内中学校3年生の大西ファリドさん(15歳・横内在住)が、9月4日に東京都の後楽園ホールで開催された「第4回ジュニア・チャンピオンズリーグ全国大会」で優勝した。
同大会の前身となる「U-15ボクシング全国大会」は、世界バンタム級3団体王者の井上尚弥選手など国内の名だたるボクサーが巣立った舞台。全国の地区予選を勝ち抜いた小中学生と高校生が年齢別に4つのカテゴリーに分かれ、日本一の座をかけて死闘を繰り広げた。
大西さんが出場した15歳以下70kg級は、出場選手が少ないため東日本の予選は行われず、初戦が西日本代表選手との決勝戦となった。「優勝する自信があった」と振り返る大西さんは、178cmと自分よりも長身の相手にもひるむことなく積極的にパンチを繰り出し、2ラウンドでTKO勝ちを収めた。
中学1年生でボクシングを始め、厚木市内のボクシングジムに通う大西さん。中学生ボクサーとしては重量級の部類に入るが、ジムの倉永丈雄代表は「最初は線の細い子だった。素直だしセンスがあるので、努力すればいいところまで行ける選手」と絶賛する。大西さんも、初めて上がったボクサーの聖地・後楽園のリングに「自分がプロになったらここで戦うんだ」と背筋が伸びる思いだったという。
10月17日には平塚市役所で落合克宏市長を表敬訪問し、優勝を報告。大西さんはいつも練習に送迎してくれる母親に感謝し、「自分も井上さんや(フロイド・)メイウェザーのようなボクサーを目指して練習を頑張りたい」と力強く語った。
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|