平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2024.01.18
能登半島地震から半月
平塚でも支援の輪
能登半島地震を受け、平塚市でも被災地支援の動きが広がっている。市消防本部は1月9日から緊急消防援助隊を派遣。平塚市民病院のDMAT(災害派遣医療チーム)も12日に現地入りし、医療支援活動にあたった。市では市内への避難を考えている被災者への相談窓口を設置するほか、二次避難施設として市営住宅の提供も始めた。
土砂崩れ現場で不明者捜索
市消防本部からは、緊急消防援助隊神奈川県大隊(78隊283人)に2隊8人が1次派遣隊として参加。1月9日から14日までの活動を終えて同日夜に帰庁し、翌15日に平塚市役所で落合克宏市長らに活動内容などを報告した。
隊員らは、石川県輪島市の山あいで土砂崩れに巻き込まれた住宅の男性住人を捜索。付近は道路が狭く、積雪もあるため消防車両が進入できず、2Kmほど離れた場所から資機材を持って徒歩で現場に向かったという。
土砂崩れの規模が大きく、建物の痕跡を探す中で瓦やトタン、洗面器を発見。活動時間の期限が迫っていたため発見場所に目印をつけ、12日に出動した2次派遣に活動を引き継いだ。
宿営地まで24時間
1次派遣隊は9日朝に出動し、県消防学校(厚木市)で県大隊に合流。岐阜県を通り、滋賀県の琵琶湖方面から日本海に抜ける全長約700Kmの行程で宿営地に入った。
宿営地となる石川県能登町のやなぎだ植物公園までは初日、2日目の移動を合わせて24時間ほどを要したという。宿営地での食事はお湯を注ぐだけで食べられるアルファ化米で、現地は断水が続いているため仮設トイレを設置。同公園では県のほか東京、新潟、山梨の各都県から派遣された大隊も宿営した。
隊員は、「能登半島に近づくにつれて道路状況が悪化し、家屋の倒壊も目立った。倒壊家屋のほとんどは昔ながらの瓦葺きの建物で、隣に立つ現代的な建物には被害が見られなかった」などと報告。落合市長から捜索に必要な装備について尋ねられると、「ゴム製の長手袋や検索用の棒などがあると良かった」などと答えた。
市消防本部からは、1月15日夜に3次派遣隊が出動している。
医療チームを派遣
市は県医療対策本部からの出動要請に応じて、人命救助活動等を行うため平塚市民病院DMAT隊(災害派遣医療チーム)を派遣した。
チームの構成は医師1人、看護師2人、放射線技師1人の計4人。同院のDMAT車で、11日午後3時30分に現地に向けて出発し、12日に現地入り。期間は1月13日〜17日までの5日間で、石川県珠洲市健康増進センターに参集後、能登半島内の被災地で活動した。
市営住宅を無償提供
市は1月10日、能登半島地震で被災し平塚市に避難を検討している人に対して、総合相談窓口を設置した。
窓口は平塚市役所本館3階災害対策課窓口。時間は午前8時30分〜午後5時15分まで。問い合わせは同課【電話】0463・23・1111(内線2357)。
また、被災者向けに一時提供住宅として市営住宅を無償で提供する。物件は東中原住宅3Kを3戸、万田貝塚住宅1DKを1戸、3DKを2戸の計3戸。
希望者は神奈川県住宅計画課のホームページ(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/zm4/saigai/jutaku/kanagawa-koueijyutaku.html)を確認して申し込む。
義援金受け付け
市では、日本赤十字社が窓口となる能登半島地震災害義援金を受け付けている。
募金箱の設置場所は、平塚市役所本館1階福祉総務課、中央公民館、各地区公民館、駅前市民窓口センター。時間は午前8時30分〜午後5時。期間は12月27日まで。
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