ざる菊、今年も見頃 二宮町川匂の善波さん宅
二宮町川匂の善波保雄さん宅で今年もざる菊が見頃を迎えている。約200坪の裏庭にはざるを伏せたようなドーム型の菊が整然と並ぶ様に、見物に訪れた人も「わーきれい」と声を出すほど。花の色が変化していくのが特徴で11月20日頃まで楽しめそう。
「今年は雨不足で育ちが少し悪い。雨が降ってほしい時に降らなかったからね」と善波さん。それでも、見事に見頃を迎えたざる菊。花弁が真っ白に咲き揃うとこんもり綿雪を被った可愛い小山が連なっているように見える。
善波さんは10年ほど前、知人に分けてもらった株を元にざる菊の栽培を開始。「多くの人に見てもらい、喜んでもらえれば」という思いからざる菊の開花期間中は庭を公開している。株は直径約110〜120cm。株の間隔が空いているので、菊園の中に入って花を間近で見物することも可能だ。ざる菊は黄色いつぼみを付けるが、開いた花は白くなり徐々に薄いピンクから蘇芳色と呼ばれる赤紫へ変わっていくのが特徴だ。色の変化を楽しむ人も少なくない。
行き方は大磯方面から国道1号線川勾神社入口交差点を右折し、跨線橋を過ぎて道なりに進み、左側の路地へ。庭に駐車可。バスはJR二宮駅南口から「高尾行き」または「国府津駅経由小田原駅行き」バスで「押切坂上」バス停下車。すぐそばの川勾神社入口交差点から先は車で行く場合と同じ。付近に「ざる菊園」の看板が目印。
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3月29日