国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統の火祭「大磯の左義長」が、今年も1月12日に北浜海岸で催され、多くの見物客で賑わった。
海岸には大穂竹(おんべ竹)を中心に藁や正月飾りなどをうずたかく積み上げた「サイト」9基が並び、午後6時30分になると恵方から一斉に点火する「セエトバレエ」がスタート。サイトが炎に包まれると町民らがこぞって近づき、竹竿に括り付けた団子をその火であぶって食べ、1年の健康や家内安全を願った。
炎が大穂竹の先端に達すると、勇ましいふんどし姿の男たちが登場。掛け声とともに綱を引き、火の粉を巻き上げてサイトを倒すと見物客から歓声と拍手が沸き起こった。豊漁を願う「ヤンナゴッコ」も行われ、疫病神を封じ込めた「仮宮」を海方と陸方に分かれた男たちが掛け声を上げて綱で引っ張り合い、最後に陸方が勝利して「今年も豊漁」となった。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|