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秦野駅前観光案内所 5カ月で4千件以上対応 インバウンドなど課題も

掲載号:2016年2月20日号

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訪問者(左)対して資料を見せながら説明する案内所の2人のスタッフ
訪問者(左)対して資料を見せながら説明する案内所の2人のスタッフ

 小田急線秦野駅の構内にある観光案内所が開設以来およそ5カ月を迎える。同施設には週末を中心に、連日ハイキングに訪れる観光客などが情報を求めて訪ねてくる。そうした声に応えるため、現在7人のスタッフが交代で対応している。

 「秦野駅観光案内所」が開設されたのは昨年9月22日。「観光に訪れていただいた方にとって玄関のような存在の秦野駅に情報の拠点が必要だった。観光者らのニーズにしっかりと応えていきたい」と秦野市観光協会の勅使河原千春専務理事は話す。

 開設から1月31日までで、累計4343件に対応してきた。土曜・日曜・祝日などを中心に1カ月平均で約850件の相談に応じており、多い日ではその件数は1日で70件近くに及ぶ。相談の内容は、郵便局や病院の場所の紹介からゴルフ場の送迎バスの発着場所、登山・ハイキングのコースまで多岐に渡る。開設以前は駅の改札で駅員に尋ねたり、構内で営業している飲食店などで話を聞くケースなどもかなりあったという。

 同案内所には、7人のスタッフが交代で詰める。年代も22歳の大学生から70代まで様々だ。中国人や観光スポットに詳しい人、登山のベテランなど、構成もバラエティに富んでいて、いろいろな相談事に対応できるよう体制を整える。さらに近年増加傾向の外国人対策として、7人中5人は英語での対応ができるうえ、中国語とスペイン語が話せるスタッフもいる。

五輪見据え外国人対策の強化も

 東京や横浜に近く、世界的に有名な観光地の鎌倉や箱根の中間点に位置し、世界文化遺産に登録されている富士山を見ながら日帰り登山が楽しめる秦野は、外国人旅行者にとって便利なまちと言われる。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機にさらに外国人旅行者の増加が予測されるなか、いわゆる「インバウンド対策」が課題とされる。

 同協会でもインバウンド対策の必要性を認め「今からニーズをしっかりと掴んで準備していきたい。そうした一環として、たとえば駅前の飲食店などを多言語で紹介するマップなどが出来れば」などと話す。

身近な存在として市民の利用を呼びかけ

 一方、観光案内所の存在が、まだ市内外に周知しきれていないという現状が指摘される。勅使河原さんは「観光客だけでなく、身近な存在として、是非市民にも気軽に活用していただきたい。秦野には魅力ある場所がたくさんあります。秦野の素晴らしさを地元の方たちにももっと知って欲しい」と話す。

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