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旧曽屋配水場 「曽屋水道記念公園」に 130周年機に呼称変更

文化

掲載号:2020年3月20日号

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新しい呼称の看板が設置された曽屋水道記念公園と公園会のメンバー
新しい呼称の看板が設置された曽屋水道記念公園と公園会のメンバー

 秦野市は、3月15日に迎えた秦野水道130周年を記念し、旧曽屋配水場(曽屋公園)の呼称を「曽屋水道記念公園」に変更した。公園に看板が取り付けられ、6月には地元住民の団体「曽屋水道記念公園会」が記念イベントなども予定している。

 秦野の水道の歴史は、1890年(明治23年)3月15日、横浜、函館に次いで全国3番目に竣工・給水を開始した「曽屋水道」に始まる。昔は曾屋神社境内内に湧水する「井之明神水」を用水路に流し、生活用水として使用していたが、人口増加に伴い水の配分争いが発生。そこで、地元住民が私財を投じて湧水口から隧道を掘るなど、住民の手で用水路が広げられてきたという。

 1879年(明治12年)、コレラが流行したことを契機に飲料水改良の検討がなされ、曽屋区水道布設事業の計画を開始。1890年、簡易陶管水道・自営水道としては日本で初めて給水を開始し、1983年に役目を終えるまで市民の生活を支えた。1990年には配水池やポンプ室が残る曽屋配水場を公園として整備し、現在も市民に公開されている。また、こうした歴史を伴う水道施設が文化財として貴重な価値があると、曽屋水道が2017年には国の登録記念物(遺跡関係)に登録された。

地元有志の会が公園通じPR

 2019年には、曽屋水道の歴史を伝えていこうと、地元有志によるボランティア団体「曽屋水道記念公園会」(杉山和史会長)が立ち上がり、同公園の清掃やPR活動などを行っている。現在は約10人がメンバーとして、草刈りや花壇の整備などを実施。130周年を迎えた今年は、6月にある水道週間に合わせて、同会主催でイベントも行う予定だ。

 「曽屋水道は地元からの声で作り上げてきたもの。ボランティアによる活動で公園も明るくなっている」と市担当者。杉山会長は「PRすることで街の活性化に繋がれば。憩いの場にしたい」と話した。

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