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丹沢TrailS 名古木にMTB(マウンテンバイク)コース 自然と共存で里山保全も

スポーツ

掲載号:2021年3月26日号

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自然の地形を生かしたコースを整備
自然の地形を生かしたコースを整備

 丹沢TrailS(トレイルス)(安藤康洋代表)が、名古木の念仏山中腹にマウンテンバイクコース「丹沢TrailSアウトドアパーク」を整備した。説明会を受け登録した人が自由に利用できるコースで、新たなアウトドア拠点を創出し、安全確保のための利用者の住み分けや山中でのルール・マナーの周知、里山保全に繋げていく。コースは第1期エリアが解放されており、今後のコース拡充や具体的な運営方法などが課題となっている。

 今回、コースになった場所は多くの地権者が存在する里山の中。共有山管理組合が手入れをしてはいたが、手つかずの場所も多くあった。そこで新たなアウトドアフィールドを作り、人を入れることで里山の保全に繋げようと昨年3月頃から同組合と交渉を開始。組合側の代表者を通し地権者と話をまとめ、半年前から整備を始めた。

 「最初は深いところで落ち葉が50cmほど積もり地面が見えない状態。ヒルもすごかった」と話すのは、同団体の母体であるNPO法人丹沢を愛する会の山本哲史理事長。積もった落ち葉をかき、枝打ちも行い、かつての作業道をコースの主幹道に仕上げていった。自然の地形を生かし、整備は最低限に留めている。

 今後は枝道を広げ実力に合わせたコースを選べるよう改良するほか、下りの一角に設けた利用者の休憩スペース兼観覧ポイントへのウッドデッキ設置を計画。また、ハンモックが張れるエリアも複数箇所作り、直にアクセスできる登り口も整備するなど家族連れも気軽にアウトドアを楽しめるスポットを創出する。

利用は登録制

 コース利用には月2回実施予定の説明会の参加が必須(申込みはホームページhttps://www.tanzawatrails.com/)。利用者には登録証のリストバンドが渡され、安全対策も施す。運営費等として年会費・講習代5千円と、1日500円の利用料が必要で、利用料の支払いにはキャッシュレス決済の導入を予定。

 未受講者や利用料未払いなどの不正利用をどう防ぐかという課題はあるが、「基本的には利用者同士が注意し合うようにしたい。そうすることでルールやマナーに対する意識が高まれば」と山本理事長は話している。

 コースは一方通行で、現状は名古木の住宅街から入り国道246方面に下るため一度道路に出るが、今後はコース内で周遊できるよう整備する。「清掃や整備をイベントにすることで、利用者とともに作るアウトドアパークにしていきたい。将来的には拠点施設や仮設トイレの整備、ヤビツ峠との連携ができれば」と展望を語った。

整備中のハンモックエリア
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