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秦野 社会

公開日:2022.03.25

西田原
里山彩る 一面の菜の花

 三寒四温─。冷たい風の吹く日と、暖かさを越えて暑さまで感じる日が交互にやってきて、春を実感できる季節となった。

 秦野市の里地里山を育む会(浅見一義会長・会員数35人)が、守り続けている西田原の里山で菜の花が見ごろを迎えている。開花し始めたのは3月上旬。21日には一面黄色の絨毯のような景色が広がった。

 この菜の花は浅見会長らが約10年前に荒廃していた同地に種を蒔いたもの。当時は不法投棄も多い荒れた土地だったという。同会会員らは、コツコツと土地の世話を続けてきた。地域住民らの協力もあり、毎年花を咲かせ続けた菜の花は少しずつその面積を広げた。「人間の力は自然には到底およばない。大いなる自然に生かされているのは人間だ」と浅見会長。

 この菜の花の絨毯は、ゴルフ場・秦野カントリークラブ入り口ゲートの看板のある道を道なりに少し上がった斜面に咲いている。見ごろは4月末ごろまでだという。

 ※同会の活動は、「里地里山 レアリア」で検索するか、https://rarea.events/event/117868 で確認することができる。

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