秦野 社会
公開日:2025.10.24
南相馬子ども保養プロジェクト
被災地の今を知り、交流
フードバンクはだのを運営する「南相馬子ども保養プロジェクト」が10月11日から13日にかけて東北で開催され、3日間で25人が参加した。
東日本大震災で被災した南相馬市の子どもたちを秦野に招き楽しんでもらおうと、2015年に始まった同PJ。発起人の一人、福嶋秀樹さんが災害ボランティアで南三陸町と関わっていたこともあり、被災地の経済に寄与しようと2023年から夏の秦野と秋の東北の2回実施している。
今年は福島県浪江町と双葉町、宮城県南三陸町で地域の人たちから震災当時の話を聞きながら、交流。宮城県気仙沼市と岩手県陸前高田市の震災遺構も見学するなど、参加者らは被災地の今を学んだ。
また、福嶋さんが支援学校のボランティアをやっている経験から、一昨年と昨年も開催したミニ運動会を南相馬市の支援学校で実施。参加者・スタッフ一丸となって盛り上がりを見せた。
10年以上続いている同プロジェクトは、保養の意味合いから、被災した漁師や宿を目に見える形で応援し参加者同士をつなぐというものに変化している。「そのつながりの輪が広がりを見せているのを感じます。すでに来年の秋開催も決定しました」と福嶋さんは話した。
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