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公開日:2025.10.24

多世代交流施設の構想公表
市が秦野駅北口の活性化へ

  • 多世代交流施設の建設が計画される県道705号沿い(写真奥が秦野駅)

 秦野市は10月16日、秦野駅北口周辺のにぎわい創造を目的として計画する「多世代交流施設」の構想案を発表した。はだのこども館やハローワークの入居、図書のある空間を整備する一方で、その他の機能については市民に意見を募りながら進め、2029年度の供用開始を目指す。

 秦野駅北口周辺の活性化とともに、遊ぶ、学ぶ、働くなど秦野での暮らしの活動拠点として市が構想する多世代交流施設。駅から北側に伸びる拡幅整備中の県道705号沿い、JAはだの本町支所の向かいに建設を計画する。16日の定例会見で高橋昌和市長は駅北口エリアの現状について「残念ながらにぎわいがあるとは言えない」とし、多世代交流施設をはじめ一体的に活性化していきたい考えを示した。

ハローワークやこども館が移転

 交流施設のコンセプトは、「はだのでの様々な出会いや学びを育む交流拠点」。軸には「子ども・子育て」「学び・知育」「創造的活動」「市民活動/起業・就労」「魅力情報発信」の5つの機能を据える。約4000平方メートルの土地に、地上3〜4階建ての建物を構想。事業費は交付金なども活用しながら約40億円と試算する。

 施設には、現在寿町にあるはだのこども館と、秦野も管轄するハローワーク松田が移転入居予定。こども館は1970年に建築され、老朽化が目立っており、駅近の場所を求める声が寄せられていた。ハローワークについては、市内企業の人材確保に向け50年以上前から市内設置を国に要望してきた経緯があり、松田町の施設が老朽で狭量だったことから移転候補地として打診があった。

 また、施設内に図書のある空間を整備する方針で、市は子どもや若者の居場所、文化・生涯学習・市民活動へつながる学びを提供したい考え。建物にはそのほか、商業や住宅などの民間施設も含めて検討していく。

 市はホームページなどを通じて11月16日(日)まで、多世代交流拠点の構想案に関する意見を募集している。

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