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公開日:2015.06.05

法政二高軟式野球部
4年ぶりの関東V
県3位からの快進撃

  • 決勝戦前に円陣で気合を入れる

 第63回春季関東高等学校軟式野球大会の決勝が5月26日、サーティーフォー保土ヶ谷球場で行われ、法政二高が慶応高(横浜市)を4―1で破り、4年ぶり3度目の関東制覇を果たした=写真。



 法政二は1点リードで迎えた8回裏、守備のミスから同点を許す嫌な展開に。それでも、9回表に一挙3点を奪い、同県対決を制し、悲願の関東王者に返り咲いた。福田惇監督は「秋の県大会、今大会の県予選と慶応に負けていたので、慶応を下しての優勝は本当に嬉しい」と大舞台での勝利を喜ぶ。



 今年のチームは敵の攻撃を0点に抑え、盗塁やバントを生かして点を取る野球をめざしている。今大会ではミスからの失点が多く、なかなか自分たちの思い描く野球ができなかった。しかし、勝負どころでしっかりと得点し、県予選3位から関東の頂点へ上り詰めた。



「打倒・慶応」で決勝へ



 慶応とは、昨年行われた県秋季大会の準々決勝で対戦し0―3で敗れた。さらに、今大会の県予選では、準決勝で0―7のコールド負け。相村航平主将はこの対戦を「実力の差を感じた」と振り返る。



 しかし、その後の3位決定戦で勝利し関東大会への切符をつかむと、「もう一度決勝で慶応と対戦して勝つというモチベーションができた」と話す。



 チーム内での気運も一気に高まり、その言葉通りに今度は関東の決勝で慶応と対戦した。



 「相手の方が攻撃も守備も上だった。でも『勝ちたい』という気持ちは負けなかった」と相村主将が言うように、チームは悲願の頂点に立った。



次の目標は全国制覇

7月から夏季大会へ



 7月下旬に開幕する夏季大会に向け、チームは現在、練習に励んでいる。福田監督も選手として関東を制した4年前は、続く夏季大会で全国に出場している。「4年前は全国で一勝もできなかった。今度こそは勝ちたい」と指揮官。相村主将は「『全国制覇』という4年前の夢をかなえるためにも、再び県、南関東を制して全国大会で優勝したい」と意気込む。関東を制した勢いをそのままに、次は全国の頂点をめざす。

 

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